コスタで楽な仕事をゲットする方法!

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あけましておめでとうございます!
気が付けば前回の記事からかなり時間が経ってしまいました・・・
ずぼらな性格なもので頻繁にというのがなかなか難しく、相変わらずマイペースな更新になりそうですが今年もどうぞ宜しくお願いします。

さて!前回はコフスハーバーでのファームジョブを大まかに説明しましたが、
今回は具体的に今わたしがしている仕事内容をご紹介したいと思います。
以前の内容はまだコスタで働き始める前の情報だったので、ピッキングに関しての内容ばかりでした。
私は現在コスタで働きはじめて約3ヶ月が経過したところです。
初めの1週間程はピッキングをしていたのですが、その後幸運にも違うポジションをゲットしたのでその方法と具体的にどういった仕事をしているのかをこの記事でご説明したいと思います。


歩合制ピッキングの過酷さ

ファームと言えば大体みなさんピッキングを思い浮かべますよね。
そしてピッキングの仕事は歩合制のものが多いです。
歩合制は時給よりも稼げるという噂はネットでもたくさん言われてると思いますが、実はそれは誰にでも当てはまることではありません。
例えばコスタで働いている私の友人の場合、彼はものすごくピッキングが早いです。
今はシーズンなので収穫できるフルーツの量も多く、まさに稼ぎ時。
その状況で彼は1日$200ほど稼いでいます。
コスタは歩合制ですがレートが一律ではないのでもちろん日によって変わってきますが、大体タックス後で週$1000前後(週6~7日勤務)稼いでいるみたいです。
ただ、これだけ稼げるにはどのくらいの速さでピッキングしないといけないかというと…
仮にレートが1kg=$2.80だとします(大体最低レートが$2.70~$3.00なので)。
1日$200稼ぐには、おおよそ71.4kg採らないといけません。
1日の勤務時間が7時間だとすると、1時間で約10kg採る計算です。
ここまで聞いてもピンと来ない方が多いと思いますが、わかりやすいように私自身を例に出すと、私が今までに採った最高記録は35kgです。
朝8時から始まり、昼休憩の11時頃までに10kg超えるのを目標に頑張っていましたが、それでも結構精一杯でした。
3時間で10kgで精一杯です。これを1時間でやろうと思うととてもじゃないけどできないです。
ちなみに私はピッキングが早くはないですが、特別遅いというわけでもなかったのでたぶん平均よりちょっと遅いぐらいだったと思います。
もちろん女性でも早い人はかなり早いですよ。向き不向きだとは思いますが。
これで少しは歩合制ピッキングの厳しさがお伝えできたかと思います。
ただ私がピッキングをしていたのはシーズン前でフルーツも少なかったので、今ピッキングしていたらもう少し稼げていたかもしれません。
フルーツが増えるとレートも下がるのでそんなに変わらないと思いますが…

ということで、私は今そのピッキングを卒業して新たなポジションに就いたわけですが、そのポジションとは アシスタント という仕事です。

"アシスタント"ってどんな仕事?

コスタには実はピッキングだけではなくいろんな仕事があります。
何度もご説明しているフルーツピッキングはもちろん、木の世話をするメンテナンス、
ピッキングが終わった木の枝を落とすプルーニング、あとは消毒薬をスプレーする仕事もあるようで、これらはすべて時給の仕事です。
※プルーニングは以前時給だったようですが、現在は歩合制に変わっています。
ただメンテナンスとプルーニングは男性だけの募集で、プルーニングはかなり腕の力が必要で体力も必要。
メンテナンスは比較的他の仕事より楽なのでかなり人気が高く、常に何十人も待ちがある状態だそうです。
一番すぐに働ける方法がピッキングなのでそこに落ち着く人が多いのですが、運がよければこのような時給の仕事をゲットすることも可能です。(他にも時給の仕事はありますが、かなり倍率が高いのでここでは割愛します。)

では、私がしている アシスタント ってなんなの?という話をしていきます。
Costa Berry Exchangeのピッキングチームには、ブルーベリーとラスベリーのそれぞれに大体10前後のクルーと呼ばれるグループがあります。
そのクルーは40~60人程度のピッカーと2人のアシスタント、1人のスーパーバイザーで構成されています。
スーパーバイザーはボスからの指示を受けピッカーを動かし、アシスタントはその補佐をするのが主な仕事です。
クルーによってはアシスタントの一人がランナーと言ってピッキングするブロックを歩き回り、ピッカー達が正しくピッキングしているかチェックする役割を担っている場合もあります。
私が所属するクルーでは、もう一人のアシスタントがランナーを務め、私は基本的にピッカーが収穫したフルーツを量ったり、パソコンでの作業、書類の記入など事務っぽいことを担当しています。
ただ常にフルーツがやってくるわけではないので、その間はランナーと同じようにブロックを歩き回ったり、フルーツの取り残しをチェックしたり、遅いピッカーを手伝って一緒にピッキングしたりしています。
勤務時間はピッキングが始まる1時間前に出勤し、ピッキングが終わった後30~45分ぐらい残って仕事をします。
その間はすべて時給$23.04の給料が支払われます。
私はピッキングが遅いのでこの仕事に移ってから週$350程給料が増えました。ほぼ倍です。
体力的疲労も少ないですし、働いた分だけきっちり給料ももらえるのでピッキングが苦手な方にはかなりオススメです。

どうやってアシスタントになるの?

その仕事がいいのはわかったけど、どうやったらなれるの?とみなさん思っていると思います。
私から言えるアドバイスは一つ。
とりあえずダメ元でも言ってみること。
それに尽きます。笑
大したアドバイスができず申し訳ないのですが、本当にこれは大事です。
もちろん運も必要です。
私の場合は最初に配属されたクルーのスーパーバイザーが本当にいい人で、しかも力も持っている人だったのですんなり話を通してもらえました。
あとは始めてすぐの頃に周りから「英語話せるならアシスタントになりたいって言ってごらん!」とアドバイスをもらえたので、コスタで仕事をはじめた2日目にアシスタントになりたいと伝えたことも大きかったと思います。
私のあとにも希望者がいたみたいでしたが、もう枠が埋まっていて難しいといわれていました。
なので少しでもいい仕事をゲットするには、

  1. できるだけたくさんの人と話して早めに多くの情報を得ること
  2. 情報を得たら即時に行動すること
  3. 難しいと思ってもとりあえずやってみること

以上の3つが大事だと思います。
ちなみに一つ目の項目に関しては、たくさんの人と話しても無駄な情報だと意味がないので注意してください。
例えば同じ時期に働きはじめたピッカーに話を聞いたとしても、友達はできますが持っている情報は自分とほぼ一緒ですよね。
それなら、違う仕事をしている人や、長く働いている人からのほうが重要な話が聞ける場合が多いです。
実際私はブルーベリーフィールドをトラックで回って収穫したフルーツをパッキングシェッドに届ける仕事をしているトラクターと知り合い、アシスタントのことを教えてもらいました。
この人のおかげでトラクターに知り合いも増えましたし、アシスタントをしているとフルーツの品質を調べるQA(クオリティアシスタント)や、小屋に配置されているウォータータンクを補給するスタッフ、小屋を別のブロックに移動させるスタッフやボスも仕事中ブロックに回ってくるので、他の仕事をしている多くの人とも仲良くなれました。
そういった仕事をしている人はオージーがほとんどなので英語環境も最高にいいですし、話せる人が増えると仕事も楽しいです。
ピッキングでは経験できないことがアシスタントになってたくさんできているので、もしコスタで働いて英語もある程度できるという方はぜひこの仕事を希望されることをオススメします。
枠が狭いので運も必要ですが、諦めず何度も伝えてみてください!!!



ブルーベリーシーズンもまもなく終わりに近づいています。
私はこの仕事が終わったらラズベリーに移る予定です。
やはりピッキングは私には難しいので、できるだけ長くブルーベリーが続いてくれることを願っています・・・。
ちなみに私のファーム生活はあと実働36日で終わりを迎えます!!
今ファームで頑張っているみなさん、これから働こうと思っているみなさん、2017年も頑張りましょう!!!