ファームジョブ開始から約2週間。

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こんにちは!
またまた日付が空いてしまいました。
今回からファームジョブ、ホステル、地域情報について現時点でわかったことをご紹介していこうと思います!
まずこの記事ではファームジョブについて書いていきますね!

コフスハーバーのファーム

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コフスハーバーにはいくつかブルーベリーファームがあるようですが、私が知っているファームは3つあります。
一つは先日まで働いていた「Izzy's Farm」と呼ばれているファームです。
私はそこでしかまだ仕事をしていないので、今回はそのファームについて詳しく書きます。
残りのふたつはベニングスと呼ばれるファームとコスタがあります。

Izzy's farm

まずこちらは、ステイしているバックパッカーズでレセプションのお姉さんに貰ったファーム連絡先リストで唯一求人中だったところです。
到着初日に何度か電話してみたものの繋がらなかったため同じバッパーの子に聞いてみると、「朝7時に迎えが来るから今行ってる子たちと一緒に待って、そのバスに乗ればいいよ」と教えてくれました。
なんとも自由な参加条件…
ということで翌日からさっそく働けました。
しかし勤務時間が長い上にまったく稼げないため早々に離れる人が多いファームです。
休みは雨天以外基本的になし。
セカンドを一刻も早く取りたい人は88日連続で働くことも可能です(雨が降らなければ)。
とにかく最短でセカンドが欲しい!という人はこのファームに残って働く人もいます。

ベニングス

このファームは勤務時間自由、歩合のレートも比較的高いのでうちのバッパーでは人気が高いです。
ただ車がいるというところが難点。
車を持っていなくてもバッパーの車をレントして何人かで乗り合わせている人もいますが、それも人数に限りがあるので車がない限りは行けません。
バッパーからはだいたい20分ぐらいの距離だそうです。
レートは重さで決まり、1kgにつき$3.50。
女の子でも1日$100~120ぐらいは稼げるみたいです。バッパーにいるピッキングがめちゃくちゃ早い子は1日51kg採ったとか。計算すると約$179。
私にはまだまだ遠い道のりですが。笑
雨天は休み。それ以外は詳しくはわかりませんが、うちのバッパーの人たちは土日は休んでます。
たぶん働きたければ働けると思います。

コスタ

コスタは他のブログにもよく書かれていますが、かなり大規模なファーム会社で、コフスハーバー近くのコリンディだけでなく、タスマニアや他数地域にも大きなファームを持っています。
書類でのアプライが必要で、通常は応募後2週間でこちらから電話し、インダクションに参加した後働き始めるという流れだそうです。
私はできる限り早く働きたかったので応募してから2日後に書類が届いているか確認したいと電話したところ翌日のインダクションに参加することができました。
ただコスタも車は必須。バッパーから遠いのでコスタで働きはじめてからは近くに引っ越す人が多いとか。
ファーム付近のシェアハウスであればレント$100~120でかなり安く住めますが、そちらはほとんどがアジア人とのことです。
コスタではクルーと呼ばれる何人かのグループで仕事をするのですが、そのメンバーによって大幅に給料が変わります。
他のブログでコスタで働くと最低時給はもらえるという記事を見たことがあるのですが、コスタはあくまで歩合制です。
最低時給×人数分がまとめて1クルーに支払われるのですが、その合計金額をクルー内で分け合うシステムだそうです。
分け合うといっても均等に分けられるわけではなく、クルー内で一番早い人は時給以上を稼ぐことができ、逆にいうと一番遅い人は最低時給以下になってしまうということです。
レートは日によって変動するらしく、前日のクルーの平均をとってその日の価格が決まるようです。
平均ぐらいのスピードでピッキングができれば最低時給がもらえるということですが、平均に達するのもなかなか大変だそう…
それもクルーのメンバーによるので稼げるかどうかは運と実力次第というところですね。
休みは基本6勤1休。日曜か土曜に休みを取ってる子が多いですが、ここはおそらく個人の自由です。
上記の3つのファームはいずれもデイオフカウントはありません。

仕事の内容

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わたしが今しているファームジョブは、ブルーベリーピッキングです。
内容といってもただただブルーベリーを積むだけ。

Izzy's Farmでは1 bucketにつき$6の歩合制。
始めた頃は$7でしたがブルーベリーの市場価格が落ちたとのことで途中から$1下がってしまいました。
おそらくバケツ1つをいっぱいにした時の重さは約2.2~2.5kg。
空バケツをベルトで腰につけてそこにどんどんブルーベリーを入れていきます。

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基本的に二人一組で1つのラインを与えられ、木の両側に一人ずつ立って実を摘んでいきます。
このファームはかなりうるさく厳しく、最初にどういう実をピッキングするか基準を教えられます。
小さすぎる実、色が赤い実がバケツに入っていると怒られます。
ピッキングしていると枝の揺れで勝手に実が落ちるのですが、地面に落としすぎていると怒られるし、
ひとつのラインの木をすべてピッキングする度にラインチェックというものがあり、
実の取り残しがないかどうかチェックされ、多く残っている場合はもう一度自分でチェックしろと言われます。
これを「ダブルチェック」というのですが、これに当たると完全に時間ロスになるので最悪です。

慣れてくるとあまり言われなくなりますが、働きはじめて最初の頃は抜き打ちでピッキングした実の質をチェックしに来ます。
少しでもよくない実を入れていると、
"Why did you pick this fruit? Don't pick this, otherwise I'll stop you."
(なんでこの実を採ったんだ?こういう実は採るな、さもないと辞めさせるぞ)
と言われます。結構このセリフは何度も聞きます(笑)。
最初はちょっとビビりますが、慣れてくると段々気にしなくなっていきます。

バケツがいっぱいになるとトラックまで持って行って、自分が持ってきたバケツの数を伝えます。
それを管理者がノートに記録して行くシステムなのですが、かなり適当なので常に疑いの目を持って確認することが大切。
時々記録してもらえてなかったり、間違えた数を書かれたりします。
少しでもあれ?と思ったら絶対確認する!これはどこでも言えることですが、日本のようにまぁ大丈夫かな…と思っていると後で痛い目見ます。
それにファーマーからもなめられてさらに適当にされてしまうので小さなことでも必ず言うこと。
がめつくしつこくなりましょう。

他のファームについては実際に働いてないのでわかりませんが、ここのファームは一番口うるさいらしいです。笑
コスタはそこまで言われることはないそうですが、たまに抜き打ちでスピード・質・取り残しのチェックがあり、評価が数字で表されたチェックシートを渡されるそうです。
ただその評価は給料には全く関係ないとのこと。

1日の流れ

ファーム生活って何するの?どんな毎日?と思う方も多いと思うので、だいたいの1日の流れを。

6:40 起床
ノーメイクなので準備一瞬です。笑

7:00 迎えを待つ
外に出て迎えのバスを待ちます。
この時間に出てても大体5~15分待たされますが、遅れるとキレられます。

7:30~40 ファーム着
大体このぐらいの時間に着いて、オーナーがトラックなどの準備をするのを待ちます。

7:40~8:00 ピッキング開始
準備ができたらピッキングが始まります。
あとはオーナーの叫び声を聞きながらひたすらピッキング。

12:00~12:30 ランチブレイク
休憩はいつでもしていいのですが一応正式にはこの時間が昼休憩です。
休まずピッキング続ける人もいます。

16:00 ピッキング終了
一応この時間で終わりですが、バケツが中途半端な人はいっぱいになるまでしてたりします。

16:40 送りのバスに乗る
ピッキングが終わってからオーナーたちがパッキングするのを待ちます。
大体1時間ぐらいファームで待たされます。

17:00過ぎ バッパー着
やっと帰宅。他のファームの子たちはこの時間にはみんな帰ってきてます。

18:00 夕飯準備
帰ったらすぐシャワーを浴びて、夕飯準備開始。
キッチンが混んでたら空くまで待つこともありますが、大抵コモンルームにいます。

22:30 就寝
ご飯を食べたらコモンルームでみんなで喋ったりお酒を飲んで、平日はこの時間には少しずつみんな部屋に帰っていきます。


これはIzzy's Farmにいた生活ですが、他のファームであればもう少しフリーの時間は増えると思います。
平日はみんな早めに寝ますが遅いときは23時半ぐらいまでバッパーの子たちと話したりしています。
金曜日や土曜日はみんなでご飯を作ってシェアして食べたり、遅くまでみんなで飲んでいることが多いです。
バッパーのことについてはまた別の記事で触れますので、今回はこのぐらいにしておきますね。

ファームで1週間働いてみた感想

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私は体も小さい上に腰に問題があるので来るまではかなり不安でしたが、やってみると思ったより大丈夫でした。
もちろん疲れますしそんなに重くないといっても2.5kgのバケツを腰に下げたまま足場の悪い農場で長時間仕事をするのはやっぱり腰にきます。
ただ、他のファームを経験したみんなが「こんなに楽なファームはない」と口を揃えて言いますので、ブルーベリーファームはかなり楽な仕事なんだと思います。
これより稼げる仕事はいくらでもあったけど体力的にも精神的にも疲労が全然違うと言っていました。
ですので、どんな仕事でも稼ぎたい!とにかくお金のために働きたい!という方にはオススメしませんが、とりあえずセカンドが欲しい、生活費やレントぐらいが稼げたらそれでいいという方にはいい仕事だと思います。

私は幸いにも到着翌日から働けたので来た時よりお金がマイナスになることはないですが、同じ時期にシドニーを出た知人はウェイティングが長くレント・生活費をただ払う日々だったと言っていました。
仕事が始まっても悪天候で2日しか働けていない上に給料もほとんどないのでお金は減っていく一方だそうです。
それに比べるとアプライなしで働けたのはラッキーでしたが、その分対応はずさんで、書類の提出を催促されることもなく、なんの説明もないので自分から聞きに行ったり話しに行かないとオーナーも動いてくれません。
働きはじめて3日経ってもフルネームも銀行の口座も聞かれなかったので自分から言いに行き、それで初めて手続きの手順や必要書類の説明がありました。
同じバッパーの子は聞かれないのをそのままにしてしまっていて以前働いた6日分の日数と給料ももらえないままになってしまいました。
そうならないためには疑問に思ったことや不信に思ったことはすべてその都度直接話して解決するようにしましょう。
実際書類を渡した後もペイスリップが届かない、給料が振り込まれないということがありましたが毎日言い続けてやっと先日受け取ることができました。
私のバッパーの友達は何人かこのままここに残ると言っていましたが、私はあまりにも信用性に欠けるので8日働いたところでこのファームを離れることにしました。

ちなみに給料は時給換算して$5でした(タックスを引かれた後の計算です)。
自分の中で給料の最低ラインは1日手取り$100だったので、そうなるためには1日23 buckets作るスピードになります。
私は1日で13 bucketsが最高だったのでとても追いつかない数字でした。
早い人は早いですが私には現実的な目標とは思えませんでした…

ファームジョブは体力的にしんどいですし、同じ作業の繰り返しなので苦手な方は精神的にもつらいと思います(私はそのタイプです笑)。
ですがオーストラリアの大自然の中での仕事は誰もが経験できることではないことですし、音楽を聴きながら無になってひたすらブルーベリーを摘むのが楽しくなってくることもあります(笑)
何より一緒に頑張る仲間がいるし、他のバッパーに友達も増えるし、いろんな目的で来ている人に出会えるので今はこの生活を楽しもうと思っています!


さて、次は来週の水曜日からコスタのブルーベリーピッキングに移ります。
上記の通り運も大きいのですが、どのくらい稼げるか、勤務時間や仕事内容も見てみて、コフスから出るかどうか検討したいと思っています。


かなり長くなりましたが、次回はバッパーについて書きます!
それではsee you next post!